11月20日(水)、第109回運営推進会議を開催しました。
本日は、1名の入居者様にもご参加いただきました。
コロナ禍で入居者様のご参加を控えていましたので、久しぶりのことです。
恥ずかしそうにされながらも、自己紹介をされて、
地域から参加された皆様との会話を楽しまれたようでした。
さて、本日のテーマは、「ことばが通じないと介護は難しいの?」です。
外国人の利用者を積極的に受け入れているグループホームが神戸にあり、
中国語や韓国語のほか、英語が話せるスタッフもいるそうです。
とはいえ、外国語が話せないスタッフもいるため、
コミュニケーションに苦労しているということでした。
外国人の介護スタッフが増えていることはご承知の通りですが、
これからは、少しずつ外国人利用者が増えていくのかもしれません。
日本語がネイティブではない外国人スタッフが、日本人利用者の介護ができるなら、
外国語が堪能ではない日本人スタッフも、外国人利用者の介護ができるはずです。
介護者と利用者が日本人同士でも、とくに認知症の方とのコミュニケーションは難しいです。
実際、つじつまの合わないことを話し続ける方とのコミュニケーションは、
ことばによる説得ではうまくいかないばかりか、説得しようとするほど相手を怒らせてしまいます。
「歯磨き」がわからなくなったり、「食べる」ことがわからなくなることもあります。
親子間でも、ことばだけに頼ったコミュニケーションがうまくいかないと感じる方が多いようです。
ことばより大切なことは、相手を見つめて、できれば笑顔で接することだとされています。
ということは、外国人利用者に対しても、「元気ですか?」「ありがとう」「いいですね」など、
簡単なことばを覚えれば、距離を縮めることが期待できます。
身近で、認知症の方や外国人被介護者の方と接する機会があったら、
相手を見つめて、笑顔で接することを思い出していただけたら幸いです。