5月18日、第94回運営推進会議を開催しました。
今回は、知っているようで知らない地域包括支援センターのケアマネジャーさん、
地域の民生委員さんのお仕事についてうかがいました。
大白書地域包括支援センターに在籍するケアマネジャーさんは現在5人、1人で15世帯ほどを担当されています。
ご自宅を訪問し、介護サービスが必要な方に、関係機関と連携して介護認定の申請手続きをお手伝いします。
要支援と認定された方のケアプランも作成します。
また、窓口に来られた方の生活の困りごとや介護の相談に応じています。
支援が必要と見られる方が、自宅への訪問を嫌がられることがあり、
どのように対応すればいいか悩みどころだそうです。
地域民生委員のSKさんは、一人暮らしの高齢者15人程度を担当されています。
生活支援が必要な方の情報を、包括支援センターへつなぐ役割を担っていますが、
知らない間に、デイサービスを利用したり、施設に入居されていることもあるということです。
SKさんを経由せずに、お知り合いのつてでデイを利用したり、
包括支援センターに直接コンタクトをとる人が多いようです。
地域のラジオで、「困りごとは地域の民生委員へ!」と宣伝されていますが、
相談がくることはあまりないのだそうです。
地域民生委員のSCさんは15~19人ほどの高齢者を担当されています。
認知症が疑われる方を包括支援センターや医療機関などにつなぐ機会があるそうです。
大変なのは、ご本人が認知症と言われることに抵抗があり、
なかなか介護認定の手続きに入れないことがあるとのことです。
一人暮らしが長い方は、予兆があっても適切な対処が遅れ、
気づいたら認知症がかなり進行してしまっていることがあります。
認知症の進行予防には、早めの対応が大切です。
地域包括支援センター、地域の民生委員さんを
もっと気軽に利用してくださる方が増えていくといいのだと思います。
サザンツリーとしては、コロナ禍の長期化で休止中のサザンツリーカフェ(認知症カフェ)を、
今後再開できたら、地域の皆様に認知症をサポートする情報を共有してまいりたいと思っています。