7月19日、第101回運営推進会議を開催しました。
本日のテーマは『元気な高齢者が知っておきたい介護や認知症のこと』とし、
出席者の皆さまの周りにいる元気な高齢者の介護や認知症への関心度や
将来への不安などについての見立てを、情報として提供していただきました。
60代~70代の元気な高齢者は、将来自分に介護が必要になったらどうなるのか?
とぼんやりと考えていますが、
「包括支援センターを知らない」
「要介護認定をとる方法を知らない」
「施設に入居したらどのくらいの費用がかかるものなのか」
などなど、必要に迫られないと具体的に情報を持っていないことが多いようです。
出席者の中で、すでに介護施設に入居されている家族や知り合いの方が、
どのように今の施設に入居したかについて話が及びました。
入居前の本人の心身の状況、担当してもらったケアマネジャーの
方針や能力によって、施設について得られる情報も違ってくるし、
入居する施設も違ってきて、それによって入居後の施設での生活も
変わってくると感じているというご意見がありました。
考える間もなく紹介された施設にそのまま入居したり、
空室があったのでとりあえず入居したとうこともあり、
成り行きで決めたことに少し後悔もあるということでした。
たいていの方は、どの施設が本人に合っているのか、
どんなサービスが受けられるのかはわかりませんので、
可能であれば、ホームページを見たり、複数の施設を実際に見学して、
対応してくれるケアマネさんや働くスタッフの雰囲気を
見て決めることがよいでしょう。
生活での困りごとは、早めに包括支援センターや周囲の人に相談して、
助言・支援をいただきましょう。
話してみると、案外良い情報が得られることがあります。
将来の介護に関する知識を持つことは大切ですが、
一番いいのは、介護を必要としない生涯を送れることです。
そのために、今できることをして、要介護にならないために予防しながら、
生き生きと毎日を過ごす人が増えることを望んでいます。