9月18日(水)、第108回運営推進会議を開催しました。
この日は、『外国人介護人材の受け入れ』をテーマにしました。
参加の皆様へは、次のような事前情報をお伝えしました。
勤務歴のある方からの情報として、姫路市内の某グループホームでは、
介護スタッフのうち8割が外国人、その雇用形態はパートタイムで、
入浴や業務を担い、家族様とのコミュニケーションはしないとのことでした。
言語の課題があるのかもしれません。
令和6年度兵庫県の外国人介護人材受け入れ施設への補助として、
多言語翻訳機導入に、1事業所あたり最大100,000円の補助、
特定技能(介護)外国人に対する資格取得にかかる費用の補助に、
1事業所あたり最大200,000円(多言語翻訳機導入補助を含む)があります。
厚労省は、外国人介護人材の受け入れを強く推奨しています。
外国人専門の民間人材紹介会社が急増しています。
利用にかかるコストの一例を紹介しました。
特定技能介護人材外国人を斡旋する某民間会社の料金(以下税抜)
紹介料 40万円(初期費用)
在留資格の取得手続料 9万円~11万円(初期費用)
初期事務手数料 5万円(初期費用)
登録支援サポート料 15,000円/名/月(維持費用)
在留資格の更新手続料 3万円~5万円/年(維持費用)
サザンツリーにメール・FAX・電話で毎日のように届く外国人材のよくある例として、
25歳 中国籍 男性 在留資格なし 日本語は初級レベル
アパホテルなどで2年ほどの勤務経験があり、介護は未経験だが挑戦したいといったものがあります。
他に、ベトナム、ミャンマー、インドネシア国籍が多いようです。
介護経験や介護資格がない応募者が多く、即戦力にならない人材が多く含まれています。
これらを踏まえた皆様のご意見をうかがいました。
(民生委員の方のお話)
介護人材ではないが、近隣の工場勤務の外国人の方が増えたと思います。
日本語が話せない人も少なくないようで、地域で生活するうえで、
コミュニケーションの支援が必要と聞きます。
(包括からご参加いただいた方のお話)
うちの法人でも、このたび初めてミャンマーから2名の人材を採用することを決めました。
代表がミャンマーまで面接に出向きました。
ミャンマーでは情勢不安で、若い人も仕事が見つからないそうです。
うちの若い職員は彼らと一緒に働けることを楽しみにしているようです。
人材不足が理由で、外国の方を採用するわけではありません。
入社してくれる人材は、安定したら家族も呼び寄せたいと言っています。
時代の流れで今後外国人材の活用が増えていくのだろうか、と感じています。
外国人介護人材を活用する施設は今後増えていきそうです。
大切な人材が日本の介護施設に定着して戦力となってもらえるよう、
受け入れ側の責任はとても大きいと感じています。
今後の動向を注視したいと思います。